2020年11月17日火曜日〜18日明け方の掛けて、しし座流星群の活動が極大となる。月明かりの影響はないが出現数は少ないとみられる。
情報はAstroArts公式サイトより
引用元:AstroArts
11月17日、しし座流星群の活動が極大となる。
予測極大時刻は20時だが、このときには放射点が地平線の下なので、しし座が昇ってくる18日の未明から明け方ごろが一番の見ごろとなる。
月明かりの影響はないものの活動は低調とみられるので、空の条件の良いところでも1時間あたり5~10個程度だろう。
しっかり防寒の準備を万全にして眺めてみましょう。
21日の未明に別の出現ピークが見られるという可能性の予報もあるので少し気にかけておきたい。
たまにはロマンチックに願い事を考えながら、素敵な人と一緒に秋の夜空を眺めてみましょう。
しし座流星群の特徴
しし座流星群の特徴は、何といってもそのスピードです。
対地速度は、秒速71kmで、これは全流星群中で、トップの速さです。
速度が速いほど明るい流星や火球が多く、流星痕を残すものも多いので、華やかで、見ごたえがある流星群です。
流星群リスト(眼視観測用)
情報元:流星電波観測国際プロジェクト公式サイトより
NO. | 流星群名 | 活動期間 | ピーク日時(*1) (日本時) | 観測条件(*2) (月齢) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | 2021 | 2022 | 2020 | 2021 | 2022 | |||
1 | しぶんぎ | 12月28日~ 1月12日 |
1月4日17時 | 1月4日00時 | 1月4日06時 | (9) |
(20) |
(1) |
2 | 4月こと | 4月14日~ 4月30日 |
4月23日15時 | 4月22日22時 | 4月22日04時 | (29) |
(11) |
(21) |
3 |
みずがめη |
4月19日~ 5月28日 |
5月5日02時 | 5月6日11時 | 5月6日17時 | (13) |
(24) |
(5) |
4 | 6月うしかい | 6月22日~ 7月2日 |
6月27日13時 | 6月27日19時 | 6月28日01時 | (5) |
(17) |
(28) |
5 |
みずがめδ |
7月12日~ 8月23日 |
7月28日 | 7月28日 | 7月28日 | (7) |
(18) |
(29) |
6 | やぎ | 7月3日~ 8月15日 |
7月30日 | 7月30日 | 7月30日 | (10) |
(21) |
(1) |
7 | ペルセウス | 7月17日~ 8月24日 |
8月12日22時 | 8月13日04時 | 8月13日10時 | (23) |
(4) |
(15) |
8 | 10月りゅう | 10月6日~ 10月10日 |
10月8日21時 | 10月9日03時 | 10月9日10時 | (20) |
(3) |
(13) |
9 | オリオン | 10月2日~ 11月7日 |
10月21日14時 | 10月21日20時 | 10月21日03時 | (4) |
(15) |
(25) |
10 | しし | 11月6日~ 11月30日 |
11月17日20時 | 11月18日02時 | 11月18日08時 | (2) |
(13) |
(24) |
11 | ふたご | 12月4日~ 12月17日 |
12月14日10時 | 12月14日16時 | 12月14日22時 | (0) |
(11) |
(21) |
12 | こぐま | 12月17日~ 12月26日 |
12月23日18時 | 12月23日00時 | 12月23日06時 | (8) |
(19) |
(29) |
情報元:流星電波観測国際プロジェクト公式サイトより
11月の星空
11月の星空・Twitter/HiroFuna様より
■11月の星空
8日:下弦
11日:水星が夜明けの東低空で見頃
12日:おうし座北流星群極大
13日:月金星スピカが並ぶ
15日:新月
17日:しし座流星群極大
19日:月と木星,土星が並ぶ
22日:上弦.月の欠け際にX模様(月面X)
30日:満月.半影月食(食開始16時32分,食の最大18時43分,食終了20時53分) pic.twitter.com/pwf291ah6D— HiroFuna (@Hiromi_haao) October 30, 2020
情報元:HiroFuna様
情報元:国立天文台
しし座流星群
流星出現期間 | 極大 | 極大時のZHR | 極大時1時間あたりの流星数 |
---|---|---|---|
11月6日 – 11月30日 | 11月18日頃 | 15 | 5 |
しし座流星群は、過去に多くの流星嵐が記録されていることで、有名な流星群です。
母天体はテンペル・タットル彗星(55P/Tempel-Tuttle)で、この彗星の公転周期である約33年ごとに流星嵐のチャンスがあるとされてきました。
過去には1799年、1833年、1866年、1966年などに激しい流星嵐が観察されています。
2001年11月18日深夜~19日未明には、日本でも1時間あたり1000個を超える流星が観察されました。
一方で、2003年以降は、流星数がかなり少なくなっています。
しし座流星群は、ダスト・トレイル理論と呼ばれる流星群の新しい予報手法が適用され、その理論の確立に一役買ったことでも知られます。
2001年の日本での流星嵐を含め、1999年から2002年に見られた流星嵐や流星数の増加は、ほぼ予報通りに起きています。
1999年や2001年の大出現が有名なしし座流星群は、テンペル・タットル彗星の通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気に飛び込んで上空100km前後で発光して見える現象です。
情報は国立天文台公式サイトより
この時期は地域によっては夜は冷え込むため、観測する際はしっかりと防寒することをおすすめします。
情報は、AstroArts公式サイト・流星電波観測国際プロジェクト公式サイト・国立天文台公式サイト・Twitter/HiroFuna様より
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